成立したeビジネス/デジタルビジネス関連の特許/実用新案(FI=G06Q)で、特許公報発行日が2025年1月のものは946件(うち実用新案1件)でした。それらの中から次の4つをご紹介します(前々月に発行された登録特許から選んでいます)。

株式会社Matchbox Technologies プログラム、情報処理装置、及び方法(特許7623661)

 2025年1月29日発行。
 この特許は、休業手当の支払いを自動で行うことを可能にする技術に関する発明。この会社はタイミーやメルカリハロのようなスキマバイト募集サイトmatchbox(マッチボックス)を運営している会社ですが、先月発表したスポットワークの労働者保護に関する特許を2件取得というリリースの中で、事業者都合による一方的な就業予定の取り消しに対して休業手当が支給される仕組みが特許成立したことを明らかにしています。そのリリースの中に特許番号は載っていませんが、その特許と思われます。

株式会社MOTA 入札競売装置と入札競売法(特許7614593)

 2025年1月16日発行。
 この特許は、売手に購入希望価格の高額順に選択された買手のみとの売買交渉を可能とする仕組みの発明。この会社(旧オートックワン)は、自動車総合ポータルサイト「MŌTA(モータ)」を運営していますが、その中のMOTA買取サービス(査定金額上位3社からのみ連絡)に関する特許と思われます。

株式会社デンソーテン+東京海上日動火災保険株式会社+東京海上ディーアール株式会社  車載装置及び情報提供システム(特許7623847)

 2025年1月29日発行。
 この特許は、危険運転情報を基に生成された環境アドバイスと、危険運転情報を基に生成された個人アドバイスを提供する仕組みの発明。デンソーテンの通信型ドライブレコーダーOffsegの事故要因をAIが検出し、自動でドライバーと管理者へ通知する機能に関する発明のようです。損保企業との共同出願です。

株式会社NTTドコモ レコメンドシステム(特許7620724)

 2025年1月23日発行。
 この特許は、ユーザに乗車するバスをレコメンドするレコメンドシステムに関する発明。新規性喪失の例外の表示によると、東急バスと共同で実証実験を行ったバス車内の混雑平準化に向けた実証実験用アプリ「バス快適乗車案内」に関する発明のようです。バス停で乗車を見送れば混雑度の低い「おすすめバス」が数分で到着すると見込まれる場合、それをプッシュ通知でアプリ利用者のスマートフォンに通知するというもの。

 

その他、主なeビジネス/デジタルビジネス関連の動向より

 その他、注目すべき情報です。主に先月発表の情報より。

注目企業のDX組織 グローバルDXの体制構築 米国など各拠点で一体推進 武田薬品工業
 日経コンピュータ 2025年2月6日号より。グローバルDXの体制作りのため、IT部門を「データ・デジタル&テクノロジー(DD&T)」に改称し、全社的な取り組みを統括するグローバル部門と、各事業のITを担当する事業部門内組織を設置。世界の製造拠点で展開するデジタル化プログラム「Factory of the Future」の製造DXを進める。「私たちの約束」として「データに基づき、成果にフォーカスした、最も信頼されるバイオ医薬品企業に変革するよう努める」と宣言。DXはその約束を実現するための取り組みと位置付けている。

2024年 日本の広告費
 2月27日に電通が発表。2024年の総広告費は、通年で7兆6,730億円(前年比104.9%)となり、2021年から4年連続で成長し、3年連続で過去最高を更新。その中でインターネット広告費が特に増加していて、3兆6,517億円(前年比109.6%)となり、総広告費に占める構成比は47.6%に達し、全体の5割に迫っています。

トヨタ・ウーブン・シティの公開
 2月22日にリリース発表。産経新聞などで報じられています。「掛け算による発明」を創りだすための「Kakezan Invention Hub」が興味深いです。また、地下には「物流の道」が設けられているとのこと。

ニュース

2020年04月24日
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