成立したeビジネス/デジタルビジネス関連の特許/実用新案(FI=G06Q)で、特許公報発行日が2024年11月のものは833件(うち実用新案1件)でした。それらの中から次の4つをご紹介します(前々月に発行された登録特許から選んでいます)。

株式会社souco マッチングシステム(特許7586690)

 2024年11月19日発行。
 この特許に関して、株式会社soucoから特許成立のプレスリリースが出されています。物流リソースのシェアリングプラットフォームの実現のための発明で、倉庫を所有する倉庫所有者と倉庫への荷物の保管を希望する倉庫利用希望者とをマッチングする仕組みを特許化。

伊藤忠商事株式会社 店舗用サイネージシステム、及びプログラム(特許7582815)

 2024年11月13日発行。
 伊藤忠商事とファミリーマートは2020年9月よりファミリーマート店舗にデジタルサイネージを設置し、実証実験を開始したとのことです。実証実験開始時期とこの発明の出願時期と一致していますので、そのファミリーマート店舗のデジタルサイネージに関する発明と思われます。ネットワークに接続され、2種類以上のコンテンツ、「広告カテゴリに属するコンテンツから選択された1以上のコンテンツは、1組の組み合わせコンテンツを構成し、前記組み合わせコンテンツは、1つのロールの中で少なくとも3組以上連続して再生または表示される部分が含まれるように構成」、「店舗のレジカウンターエリア内の少なくともディスプレイ設置有効高さ以上の位置に設置」というような特徴のサイネージ。

株式会社マネーフォワード 情報処理システム、情報処理方法およびプログラム(特許7591175)

 2024年11月27日発行。
 生成AIを利用して事業者の事業性を評価するための文書の作成を支援する仕組みの発明。マネーフォワード クラウド 会計 for GPTに関する発明と思われます。

カゴメ株式会社 プログラム、情報処理装置、及び、情報処理システム(特許7591442)

 2024年11月28日発行。
 家庭園芸の普及のために、灌水をより適切にする仕組みの発明。新規性喪失の例外の表示によると、カゴメが提供する家庭菜園向けのトマト栽培支援アプリ トマサポ!に関する発明のようです。栽培場所の天気を予測し最適な水やり量をアドバイスする機能が特許出願中と書かれていますので、その機能の特許が成立したと思われます。

 

その他、主なeビジネス/デジタルビジネス関連の動向より

 その他、注目すべき情報です。主に先月発表の情報より。

「ドクターイエロー」に変身、日立の営業列車 エヌビディアと提携
 日経ビジネス 電子版 2024/12/10の記事より。営業車両を鉄道の異常を察知できる検査車両にするため、日立レールが米エヌビディアと提携。HMAXという鉄道事業者向けの保守ソリューションサービスを提供。日刊工業新聞 2025年01月01日の最先端ITで“ワン日立”…IoT基盤「ルマーダ」進化で快走にアクセルという記事でも紹介されています。

JR東日本  Suica の当たり前を超えます ~ Suica Renaissance ~
 12月10日にJR東日本が発表。中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」に基づき、Suica をデジタルプラットフォームとするため、今後 10 年間にて Suica の機能を順次グレードアップ。交通、決済だけでなく、様々な生活シーンに利用できる「生活のデバイス」に展開。日経MJ日刊工業新聞などで取り上げられています。なお、同社は同じ日にブロックチェーンを基盤とする新たな企業共創サービスを開始という発表もしています。

三菱UFJ、「AIで営業」視野に 3年で500億円投資
 12月3日、日経より。メガバンクの年間のIT投資が500億円程度と言われています。ですので、IT投資のうちの何割かを今後はAIにつぎこむ方針のようです。なお、三井住友FGも2029年3月期までに生成AI活用へ500億円投資する計画と報じられています。

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